セミナーも書道も基本は同じ
2015年に出場したセミナーコンテスト。
今年はサポーターとしてお手伝いをさせていただいていまして、この1週間ほど今年の出場者の練習会のお手伝いをしています。
どんなに輝く個性のある人も最初は基本が大切なのだと改めて感じさせられます。
セミコンでは発表したい内容を整理して主に下記の内容に当てはめてまずは作ってみることをします。
対象・テーマ・自己紹介・本日のゴール・問題提起・ノウハウ・まとめ・ラストメッセージ
シンプルなのですがただただ当てはめて作っていく。これがやたらと難しい。
やってしまいがちなのが型に当てはめる前に我流 盛り盛り。
書道での基本の型は、お手本。
最近 かな(仮名)の昇段試験のため条幅を書き始めたのですが段位になっても、最初は型の反復。
うっかり1文字抜けてしまったり…
油断して余白が足りなかったり…
段位のうちは型(手本)が真似られるようになるまでは反復練習。毎回100枚くらい書いています。
手本通りに書けるようになってきたら太さなど多少の色付けをする程度。
私は手本を真似る行為とは今まで積み重ねてきたものをいったんゼロにリセットしたうえで新たなものを上書していくことだと思います。そこには今までの苦労・経験・実績などは忘れる必要があります。
必要なものだけ思い出しながら新たなものを取り入れていく、そんな行為。そこには素直さや向上心コツコツ練習を積み重ねる努力、そんなものが必要なのです。
セミコンでは素直な人が伸びると代表の立石さんはよくおっしゃられます。
想いが強いとセミナーに必要のない情報がよくよく入ってしまいますが、書道では気持ちが強いと思うように字が書けなくなってしまいます。
セミコンはセミナー講師の初心者が挑戦するので、教わったら簡単に10分のセミナーができるわけではないのですが、基本の大切さって書道そのままだなと思うのでした。