祝儀・香典袋用の筆ペンは2つの「基準」で選ぶ
私の講座は小筆や筆ペンを使った講座が多いのですが、よく聞かれるの質問にオススメの筆ペンがあります。
私が筆ペンを選ぶときにおすすめする2つの基準は①書きやすさ、②手に入りやすさです。
まず、書きやすさに大きく影響する好みの筆ペンの毛の種類を決めることです。
筆ペンの穂先は大きく分けて3種類あります。
(書籍によっては4種類と紹介されているものもあります)
硬筆タイプ…ペンの先端だけが少し曲がるサインペンに近い書き味
軟筆タイプ…毛筆のような書き味を出せる筆の根元から先までがスポンジのようなタイプ
毛筆タイプ…ペン先が毛または化学繊維でできている毛筆に近い書き味のもの
まずは、書きやすさ基準で3種類のうちのどの筆ペンを選択するのかを決めます。
たくさん筆ペンを取り扱っているコーナーでは試し書きができるようになっていることが多いので是非一度足を運んで、自分の好みを探してみてください。
選ぶ筆ペンの毛の種類が決まったら次は手に入りやすさ基準を加えることがポイントです。
いつも職場や自宅など、決まったところで書ければいいのですが、外出先などで急遽必要になった時に、いつも使っている筆ペンが手に入ればすごくありがたいですよね。
いつもと同じ調子で書けるようにするためには普段と同じ環境をできるだけ再現する必要があります。
書く場所は毎回同じというわけにはいかないこともありますが、道具は自分で選ぶことができます。
同じ筆ペンが準備できるだけでも「不安」が「安心」に代わります。その安心が書く時の心の負担を少し軽くしてくれるのです。
そのため、職場近くや家の近所のコンビニ、よく利用する大型の書店、文房具屋などで取り扱いのある(手に入りやすい)筆ペンを選ぶことをオススメしています。
都内と関西のコンビニを数十店舗を確認した中で二店舗以上で取り扱いのあった筆ペンは下記のとおりです。
●ぺんてる 慶弔サインペン(硬筆)
●くれ竹筆ペン 「すらら」スリム(軟筆&硬筆)
●ぺんてる ふでペン<細>(軟筆)
●ぺんてる筆 中字(毛筆タイプ)
薄墨用の筆ペンは、取り扱いのあるコンビニは少なく軟筆タイプの薄墨はみかけませんでした。
●ぺんてる 慶弔サインペン(硬筆)
●ぺんてる筆 うす墨(毛筆タイプ)
同じ系列のコンビニでも店舗によって取り扱う筆ペンが違っていましたので、オーナーさんの裁量で選ぶことができるのでしょうか。
ちなみに私のオススメはぺんてるさんのぺんてる筆 中字です。毛筆タイプの筆ペンとしては一番ポピュラーなものかと思います。
手に入りやすいので私も筆ペンはこちらを使用しています。
長くなりましたが、筆ペンを選ぶときは①書きやすさ、②手に入りやすさです。
ぜひこの2つの基準を意識して選んでみてください!