書作品のオーダー
法人様からオーダー作品の依頼をいただき、制作をしております。
納得した作品を提案したいのでどのくらい書いて提案するなどは決めていませんが、(気がついたら)毎回100枚以上書いています。
制作は大きく3つの流れ。
①レイアウトパターンの試作
②文字のデザインパターンの検討
③制作
④提案作品の選定、提案
制作は1度書いてから数日時間を空けてから再度書きたいので、急ぎのオーダーでない場合は基本2~3週間のお時間を頂いています。
人によると思いますが、完成した作品だけをお見せすると、パッと書いたようにも見えますが、結構時間がかかっています。
作品オーダーの場合は、紙の大きさと字以外は、ほとんどお任せいただくことが多いです。そのため、ご依頼の目的や想いをお伺いしてイメージを膨らませて、書かせていただきます。
書作品の場合は最終的に2~3点を提案する場合と、提案なしでお任せいただく2パターンが多いです。20代のころは恥ずかしながらたくさんを提案しないと不安で仕方がありませんでした。30代になってからやっとお任せでも自信を持って受けられるようになりました。
今回は2パターンご提案し、決まりました。私の書作品は滲みのある作品を選んでいただくことが多いです。公開している書作品に滲みのあるものも多いので、ご依頼の段階でそのイメージがあるのかもしれません。
押印はこんな感じです。印矩(いんく)という定規を使っています。
写真用に印矩はずらしていますが、実際は印を押すところに置きます。
使用しているのは15ミリの印ですが、雅号印には珍しい白印です。通常は氏名に白印が多いです。
雅号印は通常朱印(文字の部分が朱色になる)なのですが、1つくらい白印の雅号印があっても面白いかもしれないということで作ったもの。実は今気に入ってしまってリピート使用が多いです。
ですが、最近は違う印がそろそろほしいなと思うときがあります。新たなものを新調するタイミングなのかもしれないなと思うときがあります。
完成が楽しみです。
書作品に関するお問い合わせはこちらから。