教えることが一番学びになる
2010年頃からレンタルスペースを借りて社会人向け実用書道講座を始めました。
単純に書道教室を開いてみたかったことと、師事していた先生から教えることが一番成長すると聞いていたこと、将来的に書道に必要な費用を賄えるように、その他色々ありましたが、未経験だったことを経験したいというのが一番だったと思います。
カルチャーセンターを開かれている方からのお誘いもあったのですが、自分で集客から経験をしたくて自主開催することにしました。内容は「社会人向けの祝儀や香典のあて名書き」。私が当時苦手で苦労した分野だったので、同じように悩んでいる人を助けたいなと思って始めた講座です。
レンタルスペースを探して契約。支払いを済ませ、広告などは出さず、HPやブログ、SNS等々で告知して、申し込みがあるのを待つ…みたいなスタンスでした。
お陰様で希望の人数が集まりスタートしました。
全てが新鮮でした。リマインドメール、当日の会場アクセスの補助、接客、集金、今から思うともっと細やかにできたのではないかなと思う点多々。笑
そして、初めての添削。めちゃめちゃ緊張しました。
先生って、教えるために練習するんだな。勉強するから成長するんだな。
そんな当たり前のことを、肌で感じたのを今でも覚えています。
師範試験の時にも乗り越えた感がありましたが、教えることで得た経験値は師範試験の時以上のものでした。アウトプットありきだからこそインプットの質が高くなるのですね。
教えるために学ぶもしくは、教えるつもりで学ぶことの大切さを経験させていただきました。