履歴書の第一印象は3秒で決まる!目に留まる書き方のポイント

履歴書

昨年から新型コロナの影響で特に新卒採用は厳しい状況という話を耳にします。
仕事やサービスなど、様々なオンライン化に伴い、履歴書もパソコンで作成したものが今後増えそうですが、筆跡診断士としては手書きの履歴書も残ってほしいと思っています。

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筆跡診断は、手書きの字から書いた方の性格を分析するものです。
私は、人事部門で採用担当の経験があるのですが、手書きの履歴書にもその人の性格が現れます。履歴書の字にその人の個性が現れると感じる点では、手書きの履歴書の選考をした経験のある知り合いの人事担当者もほぼ同じ意見でした。

現在はコロナ禍のため仕方がない部分もありますが、面接はオンラインよりも直接会った方が姿勢や雰囲気など、その方から得られる情報が多いように、履歴書もデジタルよりもアナログの方が得られる情報は多いです。

手書きで書かれた履歴書の字が走り書きと感じられる書き方をされている場合(マイナスとは言わないものの)プラスでない印象を持つ方が多いことが分かっています。就職活動における名刺代わりとなる履歴書が、そのように評価をされてしまうのはもったいないです。

以前、新卒採用で履歴書を見たときに、(失礼ながら)サッサと書いて仕上げたように見える履歴書を見たとき、なんとも言えない気持ちになったことがあります。ご本人は一生懸命書かれたかもしれないけれど、他のものと比較をするとやはり気になり、内容よりも字の印象が強く残ってしまったことがあります。

新卒採用でたくさんの履歴書を見なければならないような場合、履歴書をパッと見たときの最初の印象で、その後の読む際のモチベーションに多少影響するのですね(採用担当者も人ですので)。履歴書をわざわざ雑に書く人はいないと思いますが、せっかく書くのであれば印象良く見えたほうがよいと思います。

私が採用する立場で手書きの履歴書を見ていた頃、まずは「丁寧に書いてあるか」を確認していました。
上手い下手ではなく、丁寧に書いてあるか、は大きなポイントです。

では、丁寧に書くとは、どういう書き方なのか。

それは「トメ・ハネ・ハライがきちんと書かれている」ことです。

特にトメるべき部分をトメずに書くと、急いで書いたときによくみられる「走り書きの印象」にみえることがよくあります。
ハネは筆跡診断の世界では責任感の指標になりますが、文章全体の字のハネるべき部分をほとんどハネいない場合、少し幼い印象に映ります。

「トメ・ハネ・ハライ」はコトバにするとあっさりしていますが、書類選考を経験したことのある担当者に丁寧なじの特徴をの話したところ「ものすごい腹落ちした」という感想をいただいたことがあります。

履歴書の内容はもちろん読みますが、やはり丁寧に書かれている字というのは見た瞬間に伝わります。人の第一印象は3秒で決まる、と言われていますが、履歴書の第一印象も3秒ほどで決まります。その1つの要素がトメ・ハネ・ハライです。

トメ・ハネ・ハライをしっかり書こうとするとある程度書くスピードを遅くしなければ書けません。

つまり「適度なスピードで書く」ことになります。

もちろんその分時間はかかりますが、出来上がる履歴書の印象は全然違います。

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履歴書を書く際はトメ・ハネ・ハライを意識して、丁寧に書くことをぜひ心がけてください。

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