職場で『急に』代筆を頼まれたら①
職場などで急に宛名を代わりに書いて!と頼まれると焦りますよね。
「あんまり自信ないのに」
「げ、練習したことない字だ…」
なんて思ったことのある方、多いのではないでしょうか。
私は急な代筆は苦手です。
そこで、急な代筆を頼まれたときの流れをご紹介しますね。
まず最初にいつまでに必要なのかを確認します。
明日までで大丈夫なのか?
30分後の出発するその時までに必要なのか?
いま、目の前で書いてほしいのか?
期限の確認ができたら、次に2つの準備をします。
①見本を実際に書いてもらう
見本を書いてもらうのは正しい字を確認するためです。
間違えやすい漢字
郎と朗、阪と坂、『吉』の土と士 など
略字や旧字体など
澤と沢、高と髙(ハシゴ)、会と會 など
代筆をする際は誤字に気をつけなければいけません。
また、原則名前は正式な漢字を使います。
ただし、依頼者が略字などを希望されている場合は希望とおりに書きます。
(旧姓や・通称名などを使用されていることもありますので)
②パソコンで字を確認する
最近はスマホのアプリで字体の調べられるものがありますのでそちらを使用することも多いです。
パソコン等で調べる目的は2つあります。
①字に誤りがないかを確認するため
②字の偏と旁やハネハライのバランスなどを確認するため
必要なときは本人に再確認をします。
字を書くときに不安要素があると集中して書くことができなくなります。
字を書くだけに集中できる環境を整えるのも大切な準備です。
①見本を書いてもらい
②パソコンなどでで字を確認する。
本当に最初の頃、代筆をして依頼主に持って行ったところ、普段は略字を使っているけれど、正式な字は旧字体の漢字だったので、ごめん、ということで再度書いた経験があります。
職場などでは依頼者は具体的に細かい説明をしなくても大丈夫だろうと思われていることがあります。
ですので指示や説明は具体的にいただくことをお勧めします。