滲む(にじむ)紙への筆ペンの対処方法
1月は新年ということで御年賀の字をを書く機会がありました。
御年賀に限らず、祝儀・香典袋の一番の悩みは墨(またはインク)の滲みです。
穂先を紙につけた瞬間…
ブワーーーーーーーーーーーっと広がる墨のにじみ。
フリーズ…
そして、さらに広がるにじみ。涙
予備のないときなどは頭が真っ白になります。。。
にじむ紙への対応ですが、にじむ紙は原則、速く書くしかありません。
にじんでしまう紙である以上はにじまない書き方というのはないのですね。
にじみは、紙に墨(筆ペンではインク)が多くて繊維に入りすぎてしまう状態です。
普通の墨とうす墨では薄墨の方がにじみやすいです。
さて、そんな中で私が実践していることをご紹介します。
まず、前提となる筆ペンはこちら。XFL3L/ぺんてる筆 うす墨。
穂先がファイバー状の毛になっているのが特徴です。
私はこちらのうす墨 筆ペンを実際に使用する前、穂先のインク(液)をティッシュでふき取ってしまいます。
理由はこちらをご覧ください。
こちらの筆ペンは、持つ部分を押すとインク(液)が出てくるタイプ。
そのためインク(液)をあまり出さない調節もできます。
穂先にたまっているインク(液)がなくなれば、理論上はインクが出すぎてにじむことはなくなります。
ふき取れたら、具合を確認します。
写真はツルツルのコピー用紙に試し書きをしていますが、私の目安はゆっくり書いたときに乾くのを待たないくらいの量。そして少し書く速度を上げるとかすれるくらいのインクの出(量)です。
調節が出来たら、滲まないように祈りながら書いていきます。
少しでも、にじむ紙に悩む人が減りますように。